『AWS AI Day』にオンライン参加しました

はじめに

先日開催された AWS AI Day にオンライン参加しましたので、その中から印象に残ったセッションについて感想を述べていこうと思います。

aws.amazon.com

i-plugでは生成AIの業務利用を推進する動きが高まってきており、そんな我々にとってこのイベントは非常に興味深い内容でした!

印象に残ったセッション

コンテンツ審査を題材とした生成 AI 機能実装のベストプラクティス

何故か、「ベストプラクティス」という言葉に引き寄せられてしまうのですが・・・この気持ち共感いただけませんかね? コンテンツ審査を題材に実際に考えなければいけない観点や、具体的なアプローチなどの紹介もあり、非常に実用的な内容であったと感じました。 特に最新モデルを使うことは、1年前に発表された同程度のモデルに比べコスト的に大きく有利に働くという点(現在でも50倍!)が印象深かったです。

大規模言語モデルが晒される脅威と防御策

セキュリティの観点で、どのような脅威があるかをまずは認識することが重要であると感じました。 特に、生成AI特有の脅威とセキュリティ対策は標準的な作業として浸透されていない部分も多いかと思いますので、エンジニアひとりひとりが意識して取り組む必要があるなと改めて感じました。 さまざまな脅威についてわかりやすく紹介していただき、またそれらに対する対策も提案されていたので非常に有益なセッションであったと思います。

RAG における検索システムの 権限分離と評価

「RAGにおけるテナント分離パターンと権限分離」でのCognitoのグループペースとOpenSearch FGACを組み合わせて、ロールとテナントを紐づけし、OpenSearchのPool Indexを選定するというものでした。 この発想は今後の改善等に何かに活かせるのではないかと、印象深かったです。

国内 SaaS ベンダーによる生成 AI 実践事例

現場の要求に応じて、システムの表現力を高めていくというセッションでした。 エンジニア魂としては色々開発してあげたいが、過剰スペックとならないように、自制心が必要だと改めて感じました。 デモ動画での30秒動画は目を皿にして視聴してください!がとても印象深かったです。

さいごに

生成AIを実際に導入していく企業が増えていくにあたり、さまざまな課題が表面化したり、それらの解決策が提示されたりと、世の中はスピーディーに進んでいるのだなと改めて感じました。 我々 i-plug も今まさに生成AIの導入を進めているところであり、それらの紹介記事も近々発信できればと考えております!

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