
はじめに
先日開催された RubyKaigi 2025に、i-plugはシルバースポンサーとして協賛しております。
コアサービスであるOfferBoxはPHPをメイン言語としていますが、社内ツールや新規事業開発でRubyを採用しているところもあります。 今日はその参加レポートとして、当日参加したメンバーの印象に残ったセッションについて紹介してまいります。
会場の様子

チケットが早々に売り切れたりなど盛況が予想されていたのですが、参加人数が1700人以上、スポンサーブースが40以上あり、過去最大級だったのではないでしょうか。初参加の方が多かったのも印象的でした。
印象に残ったセッション
以下、当日参加したメンバーの印象に残ったセッションを報告します。
Ruby Taught Me About Under the Hood
rubykaigi.org まずは初日のキーノートから。文字コードの歴史は個人的に胸が熱くなる思いがしました。古くはCGIの時代から、EUC-JPとShift_JISの混在問題、jpmobileの絵文字変換まで、「あのとき苦労したなぁ」という感想と共に始まったRubyKaigiでした。 それにしても、スピーカーが実は2010年代でEBCDICを触っていたという事実がいちばんの驚きポイントだった可能性はあります。 (written by おがわ)
State of Namespace
rubykaigi.org
最後のMatzのキーノートでも触れられていた Namespace の話で、個人的に最も注目しているアップデートだったりします。内容はプレゼン資料や後日公開されるであろう動画を見てもらうと良さそうですが、「この時はうまくいくと思っていた」というのが繰り返されている様を見て、このレベルでの変更はそう簡単にはいかないよねと、改めて感じた発表でした。
(written by おがわ)
Making TCPSocket.new "Happy"!
rubykaigi.org IPv4 / IPv6共存環境では、どちらで通信を行うかは自明ではないため、それを解決するためにHappy Eyeballsと呼ばれる仕組みがあるようです。これをRubyに導入しようとしたお話だったんですが、いろんなケースを考える必要があるため、ナイーブに実装しただけだと、逆に遅くな場合があることには、言われてみればなるほど感がありました。 (written by おがわ)
Automatically generating types by running tests
rubykaigi.org テスト実行時のin/outからRBSを利用して型を推測し、定義コメントを付与するgemの紹介です。 既存プロダクトに型定義を追加したい時に有用そうな印象を受けます。推定するのにテストのin/outの内容を用いるので、テストの品質が問われることになりますね。よいテストとインターフェース設計を心がけたいものです。 (written by オグラ)
TRICK 2025: Episode I
rubykaigi.org Quineを始めとした超絶技巧プログラミングの紹介です。見て楽しいと思えるものですが、書く側に回れと言われたらフリーズしてしまいますね。音ネタが多かったのが印象的でした。 (written by オグラ)
On-the-fly Suggestions of Rewriting Method Deprecations
rubykaigi.org ライブラリなどのバージョンアップで必ず目にするDeprecation Warningを自動更新する仕組み化の提案でした。Pharoという言語にはビルトインで入っているそうです。単純置換ではなく、どこから呼ばれたかで書き換え対象とするかどうかを判断するというのはリファクタリングにも活かせるテクニックかなと思えました。 (written by オグラ)
RubyKaigi 2026 in Hakodate

次回は北海道の函館での開催になりました。春の函館ということで、多くの人が訪れそうな予感がします。
最後に
RubyKaigiは英語セッションも多いので体力と集中力の維持は大切ですね。 i-plugでは、今後もこのようなイベントへのスポンサーシップを継続していきたいと考えております。